こんにちは、小さな足元通信を運営している おやなぎです
今日は、私が行っている足育アドバイザー®︎としてのお話をさせていただきます。
赤ちゃんの足に触れたことがある方は、その柔らかさに驚いたことがあるかもしれません。まるでゼリーのようにぷにぷにとした感触。この柔らかさは「未熟さ」の証でもあり、「可能性」の宝庫でもあります。実は、赤ちゃんの足は生まれた瞬間から急速に変化と成長を遂げていくのです。
「まだ歩いてないから関係ないよね?」と思われがちですが、実は“足育”は歩く前、つまり0歳から始まっています。本記事では、赤ちゃんの足の構造、成長に必要な刺激、そして家庭でできる足育の工夫を、足育アドバイザー®︎ × 理学療法士の視点から詳しくお伝えします。
赤ちゃんの足は「未完成のキャンバス」
赤ちゃんの足は、指の数や形などは、大人の足を小さくしただけのように見えますが、赤ちゃんの足はまだまだ、完成していない状態と言われます。
これは、骨の成長が進んでおらず、大人の足に比べて軟骨(柔らかい骨)の部分が多く、まだまだ形が定まっていません。一般的には、13歳前後で軟骨成分が完全に骨の成分に成長できると言われています。
また、まだ歩けないこともあり、足底の筋肉は発達しておらず、土踏まずといったアーチ機能もない状態ですので、足がぷにぷにと柔らかいマシュマロみたいな状態です。
この“未完成”の時期に、いかに自然な動きを引き出してあげられるかが、健康的な足の発達に直結します。
なぜ0歳から足育が必要なのか?
赤ちゃんの足は「使うことで育つ」構造をしています。筋肉、骨、靭帯、神経系はすべて運動刺激とともに発達していくのです。
特に足裏は「第二の脳」とも呼ばれるほど感覚が集中しており、触れる・踏む・蹴るなどの動作を通じて、脳に豊かな情報を送っています。これが将来のバランス感覚や歩行機能の基礎になります。
例えば、寝返り、足バタバタ、うつ伏せ姿勢での蹴る動作など、すべてが足育につながっています。つまり「まだ歩かないから足は関係ない」は大きな誤解なのです。
家庭でできる足育ポイント
では、具体的に家庭ではどのような工夫ができるのでしょうか?
(1)たくさん足を触ってあげる
足裏にたくさんの刺激を与えるには、やっぱり親御さんが積極的に触ってあげることが重要です。
特に10ヶ月ごろ(つかまり立ちをするころ)までは、足底把握反射(plantar grasp reflex)と呼ばれる反射があり、
これは、足の裏で母趾(おやゆび)や第2足趾の近くを触ると、足の指がキュっと握るような動きです。
この反射が統合(なくなっていくこと)で、立ったり歩いたりができるようになっていきます。
足底把握反射がある時期に、たくさん足の裏を刺激してあげることで、足の指を動かす練習や感覚入力にもなり
はいはい・掴まり立ちなど足でしっかりと踏ん張ることができるようになり、足がどんどん育っていきます。
(2)無理に早めから靴を履かせない
先ほども述べました、赤ちゃんの足は骨ではなく、柔らかい軟骨と、プニプニの脂肪でほとんどが構成されています。大人の足と違い、周りからの圧迫などで簡単に形が変わってしまいます。
そのため、理想的には自宅内で10歩ぐらい歩けるようになったらファーストシューズを準備して履くことをおすすめします。
また、成長してからも足は柔らかくアスファルトなど硬い地面には耐えることができないため、裏面がしっかりしたファーストシューズがいいですね!!
パパ・ママだからできること
私は6ヶ月の娘と暮らす新米パパですが、日々の育児の中で「足育」の視点を持つと、見える世界が変わりました。
・足を触って笑い合う時間
・うつ伏せで蹴る姿に「頑張ってるな〜」と気づく瞬間
・あえて靴下を脱がせて、足の動きを見守るひととき
・お腹を足で蹴られている時
これらすべてが、子どもの未来の歩き方につながっていると思うと、育児の楽しさがぐっと深まります。
まとめ
赤ちゃんの足は、まだまだ発達途中の“伸びしろだらけの存在”です。
足育は特別なことをしなくても、日常の中でできることがたくさんあります。「動ける環境」「裸足の時間」「自由な服装」、そして「見守る姿勢」。
0歳だからこそ始められる“未来のための準備”を、今日から少しずつ意識してみましょう
おやなぎ


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